春の星座の豆知識・雑学

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春の星座の豆知識

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春の星座には冬の星座のように明るい星があまりありません。
空気の透明度も落ちているため、鈍い光になっています。
このページでは代表的な春の星座の見つけ方や神話をご紹介します。

春の星座で代表的なのは次の7つです。

おおくま座 ・牛飼い座 ・しし座 ・おとめ座 ・かんむり座 ・からす座 ・りょうけん座

 

春の夜空の様子はこちらで→  冬の星座の見え方・動き方 春の星座の見え方・動き方

 

 

春の星座の見つけ方‥‥基本は「春の大曲線」と「春の大三角」

春の大曲線と春の大三角

まず、北斗七星を探します。
北斗七星のひしゃくの先端を作る2つの星を
5倍ほど延長した先に北極星があります。

ここにこぐま座があります。

1.北斗七星の柄の部分はカーブを描いていて、
  そのカーブを延長していくと
  明るく光る赤い星に当たります。

  この星が「アルクトゥルス」。

そして、このカーブが「春の大曲線」です。

2.さらに春の大曲線を延長していくと
  青白く光る明るい星があります。

  これが「スピカ」です。

3.アルクトゥルスとスピカを結んで
  正三角形を作れる位置にあるのが
  「デネボラ」という星です。

この正三角形を「春の大三角」と呼びます。

なお、春の大三角より北斗七星寄りにある
「コル・カロリ」という星を加えてできたひし形を
「春のダイヤモンド」と呼びます。

これらの星の位置が分かれば、
春の星座を見つけることができます。

 

春の夜空の様子はこちらで→  冬の星座の見え方・動き方 春の星座の見え方・動き方

 

 

春の星座の雑学と豆知識を紹介

 

おおくま座 ・牛飼い座 ・しし座 ・おとめ座 ・かんむり座 ・からす座 ・りょうけん座

 

 

おおぐま座の豆知識

おおぐま座とこぐま座

・おおぐま座の見つけ方

北斗七星が目印なので、
おおぐま座を見つけるのは簡単です。
北斗七星が腰から尻尾になっています。

一方、北極星を尻尾の先として
こぐま座があります。

この両方の星座は
一年を通して見ることができます。

また、この両方の熊は、
熊にしては尻尾が長いです。

ネイティブアメリカンの神話によると
尻尾を捕まれて空に放り投げられたために
長くなってしまったのだそうです。

 

・おおぐま座の神話

おおぐま座は森や泉の妖精(ニンフ)の1人カリストの姿だとされています。
カリストは月と狩りの女神アルテミスの侍女でした。

アルタミスと侍女たちは処女の誓いを立てていたのですが、
大神ゼウスはカリストに近づき、アルカスを身ごもらせてしまいます。
(ほんと、ゼウスさんには困ったものです)

そのことを知ったアルテミスは
なぜか被害者であるカリストに怒りの矛先を向け、
呪いの言葉で、カリストを熊にしてしまいました。

カリストは熊の姿では子育てもできず、
仕方なく、息子アルカスを残し姿を消すのでした。

それから十数年の歳月が過ぎ、アルカスは立派な狩人として成長しました。
そしてある日、森で狩りをしていたアルカスは大熊と出くわしたのです。

その大熊こそカリストで、 狩人が息子アルカスと知るや、
自分の姿のことも忘れて 嬉しさのあまり走り寄るのですが、
そうとは知らないアルカスにとっては格好の獲物。
母カリストに向け弓矢をかまえました。

この様子を見ていたゼウスは
つむじ風を送ってカリストとアルカスを天上に巻き上げ、
そして、アルカスも小熊の姿に変え、 おおぐま座とこぐま座にしたのです。

なお、この一連の出来事を知ったゼウスの正妻ヘラは怒って、
この母子が永遠に地上に降りて休むことができないように、
一年を通して沈むことがないようにしてしまったとか。

 

牛飼い座の豆知識

牛飼い座とりょうけん座

・牛飼い座の見つけ方

春の大三角のひとつ、「アルクトゥルス」が目印です。
牛飼い座の腰の辺りにあるプルケリマも
2等星で、比較的見つけやすい星です。

春のダイアモンドの一つ「コルカロリ」は
牛飼い座とは別の「りょうけん座」と言う星座です。

アルクトゥルスの位置は
少しずつスピカの方向へ移動していて、
800年で満月1つ分も動くそうです。

ですから、ギリシャ神話ができたころの牛飼い座は
今とは違う形をしていました。


・牛飼い座の神話

牛飼い座と言う名前ですが、
猟犬を連れて、おおくま座を追いかけているようです。

それなら熊追い座ですよね。

ギリシャ神話に出てくるオリンポスを支える巨神アトラスだとも言われていますが、
これも牛飼いとは関係ありません。

そのギリシャ神話とはこんな話です。

大神ゼウスが現れる前、世界は巨神族に支配されていました。
アトラスはその巨神族の一人。
巨神族は大神ゼウス一族との戦いに敗れ、
アトラスは永久に天を担いで支えるという辛い役目を負わされました。

ある時、天を支えているアトラスのもとに、 勇者ヘルクレスが現れました。
ヘルクレスはヘスペリデスの園にある金の林檎を採りに行く途中でした。

ヘルクレスは、金の林檎を護っているのがアトラスの娘であることを知り、
アトラスに林檎を採ってきてもらおうと思ったのです。

アトラスはその話を聞いて快く引き受け、林檎を採ってくる間、
天を支える仕事はヘルクレスに代わってもらうことになりました。

やがてアトラスは林檎を持って戻ってきたのですが、
天を支える仕事にいい加減うんざりしていたので、
このままヘルクレスに仕事を押し付けてしまおうと考えました。

そこでヘルクレスに
「私が代わりにこの金の林檎を届けてやろう」と言い、立ち去ろうとしました。

アトラスのたくらみを見抜いていたヘルクレスは
「それはありがたい。届けに行っている間、私が天を支えておくけど、肩が痛くなってきた。
肩当てを身に着けたいのでちょっと代わってくれないか。」と言いました。
単純なアトラスは快く交代しましたが、
ヘルクレスはアトラスが置いた林檎を拾い上げ、
そのまま立ち去っていってしまいました。

結局、アトラスはその後も天を支える運命となってしまったのです。

その後、メデューサを退治したペルセウスがアトラスのそばを通ったとき、
天を支える仕事に疲れ果てていたアトラスは
ペルセウスに頼んでメデューサの目を見せてもらい、
自分を石にしてもらいました。

石となった巨神アトラスは、
アフリカ北西部にそびえるアトラス山脈となり、
今でも天を支え続けているとのことです。

 

しし座の豆知識

しし座

・しし座の見つけ方

春の大三角の一つ「デネボラ」と
獅子の大ガマの一番下にある「レグルス」が目印です。

デネボラは獅子の尻尾の部分になり、
”Denebola”とは獅子の尾という意味です。

 

・しし座の神話

ヘラクレスは大神ゼウスがミケーネの王女に生ませた子で、
(またまた、ゼウスです)
ゼウスの正妻ヘラの呪いを受けたために多くの罪を犯してしまうのでした。

この罪滅ぼしのためヘラクレスは
有名な12の冒険を成し遂げることになるのですが、
その最初の冒険がゼウスの神殿に近いネメアの森に住む
恐ろしい化け獅子退治でした。

この獅子は怪物テュフォンの子で、
大きな上にその皮膚は鉄よりも硬い怪物でした。

ヘラクレスはひとり森の中へと入り、
何日も森の中をさまよった末に、やっと化け獅子を見つけます。
ヘラクレスは化け獅子に矢を射かけますが、みんなはじき返され、
そして今度は逆に化け獅子がヘラクレスに襲いかかってきました。
とっさに棍棒で獅子の頭を殴りつけ、素手で押さえつけたヘラクレスは、
三日三晩、獅子の首を締め続けて、とうとう退治してしまいました。

この様子を見ていた女神ヘラは、ヘラクレス相手によく戦ったと、
この化け獅子を星座にしました。

 

おとめ座の豆知識

おとめ座

・おとめ座の見つけ方

おとめ座は背に翼をつけ、
手に麦の穂を持った女性の姿として
描かれています。

まず、春の大三角の一つ「スピカ」を見つけます。

そして、同じく春の大三角の一つ
デネボラに向かって
「Y」の字に比較的明るい星の並びが目印です。

その他の星は暗いので、街の中では見つけるのが難しいかも知れません。


・おとめ座の神話

大神ゼウスの姉にデメテルという女神がいました。
デメテルは大地からのものすべてを支配する女神。
そしてそのデメテルにはペルセポネという愛娘がいましたが、
ある日ペルセポネは冥土の神ハデスにさらわれ、その妻にされてしまうのでした。
それを知ったデメテルは絶望し、
エンナの谷にあるほら穴に閉じこもってしまいます。
そのため地上の植物が、新しく芽をふかなくなり
一年中、冬のようになってしまったのです。

大神ゼウスは、ベルセポネを帰すようにハデスに要求しました。
ハデスは仕方なく承知するのですが、
帰す前にベルセポネにざくろの実を与えてしまいます。
ハデスの差し出したザクロの実を食べた者は一粒につき一ヶ月間、
ハデスの元で暮らさなくてはならないという掟があったのです。

そうとは知らないベルセポネは、その実を4粒食べてしまいました。

こうして一年の内、4ヶ月間は
ペルセフォネはハデスの元で暮らさなければならなくなりました。

このため娘のいない4ヶ月間は、母デメテルはほら穴に閉じこもるようになり、
地上のすべての植物も眠りにつくようになりました。
これが冬となり地上に四季の区別ができたのです。

乙女座は我が子を案じて悲しむ実りの女神デメテルの姿だとされています。

 

かんむり座の豆知識

かんむり座

・かんむり座の見つけ方

かんむり座は牛飼い座の東側、 牛飼い座の肩の辺りに並んでいます。
牛飼い座が見つかれば、すぐに見つかります。

目印はアルフェッカという割合明るい星が一つあります。

 

・かんむり座の神話

クレタ島の王ミノスの后が 牛頭人身のミノタウロスという怪物を産みました。
王ミノスは岩石を掘り抜いて、二度とでることの出来ない地下迷宮を作って、
その奥深くにミノタウロスを閉じこめたのでした。

さらに当時クレタ島の支配下に置かれていたアテナイの町から
毎年もっとも美しい少年と少女を7人ずつ差し出させては、
ミノタウロスの生贄として迷宮へ送り出していました。

アテナイの王子テセウスは、ミノタウロスを退治することを決意し、
生贄の少年少女達に混じってクレタ島へと向かいました。

その様子を物陰から眺めていたミノスの娘アリアドネは
少年少女達の中にテセウスを見つけ、一目で恋に落ちてしまったのです。

テセウスはミノタウロスの生贄となるためには、
武器を持参することは許さなかったので丸腰です。
そこでアリアドネは見張りの兵士の隙を見て、
こっそり、剣と麻の糸玉をテセウスに渡したのです。

そしてアリアドネは迷宮の入り口で糸玉きを持ち、
テセウスは糸の端をもちながら、迷宮の奥へと入っていきました。
そして、テセウスは激しい格闘の末にミノタウロスを討ち果たしました。

アリアドネがテセウスの安否を気遣いながら待っていると、
やがて持っていた糸が強く引かれ、テセウスが無事な姿を表しました。
そして、アリアドネを連れて船を奪い取り、クレタ島を脱出したのです。

ところが、テセウスは途中立ち寄ったナクソス島で戦女神アテナの
「アリアドネを置いてすぐに島を出よ」という神託を受けてしまうのです。
仕方なくテセウスはアリアドネが眠っている隙に船を出し、
彼女を置き去りにしてアテナイへと帰ってしまいました。

愛するテセウスに置き去りにされ、アリアドネは涙に暮れて
海に身を投げようとしましたが、
そこにナクソス島を支配していた酒神バッカスが現れたのです。
バッカスはアリアドネを慰め、妻に迎えます。

バッカスはアリアドネに妻の証しとして、
7つの宝石をちりばめた美しい冠を与えました。
その後、アリアドネはバッカスの妻として幸福に暮らしたそうです。

やがてアリアドネが亡くなると、
バッカスは妻に贈った冠を天に投げあげ
これが夜空に美しく輝くかんむり座となったのです。

 

からす座

からす座

・からす座の見つけ方

春の大曲線を延ばして、スピカよりも先にたどっていくと
台形の星の並びが見つかります。

これがからす座です。

 

・からす座の神話

カラスはその昔、太陽のアポロンに遣えた鳥でした。

ある時アポロンは、美しい娘コロニスと恋に落ち結婚しましたが、
神の国に住むアポロンと人間であるコロニスは一緒に住む事が出来ません。
そこでアポロンはコロニスに、二人の間の遣いとして、白銀のカラスを与えました。
このカラスは人の言葉を話し、
来る日も来る日も天上界と人間界を行き来しては
アポロンにコロニスの様子を伝えていました。

そんなある日、カラスはアポロンの下へ行く途中に道草をくい、
神の国へ行くのがすっかり遅くなってしまいました。

遅くなった理由をアポロンに問いただされ、
カラスはつい、「コロニスが他の男と浮気をしていますよ」と、
口からでまかせを言ってしまったのです。

それを聞いたアポロンは烈火のごとく怒り、
すぐさま地上に降り、
コロニスの屋敷から出てきた人影に向かって矢を放ちました。

ところが、その人影は、愛するコロニスだったのです。
瀕死のコロニスは倒れたまま天を仰ぎ、
アポロンの子どもを宿していると告げ、 そのまま息絶えてしまいました。

ちなみにこの時コロニスのお腹の中にいた子が、アスクレピオスで、
のちに名医となり「へびつかい座」になりました。

このカラスの嘘に怒り狂ったアポロンは、
カラスから人間の言葉を話せないようにした上、
さらに銀色に輝く美しい羽根を醜い黒に変えて、
空に貼り付けにしてしまったのでした。

 

 

ここでご紹介した星座の位置関係について詳しくはこちら→ 冬の星座の見え方・動き方 春の星座の見え方・動き方

 

夏の星座についてはこちら→ 冬の星座の見え方・動き方 夏の星座の豆知識

 

秋の星座についてはこちら→ 冬の星座の見え方・動き方 秋の星座の豆知識

 

冬の星座についてはこちら→ 冬の星座の見え方・動き方 冬の星座の豆知識

 

 

 

 

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